手を抜くこと
これは絶対的に悪だと考えられている節がある。
実際に小さい頃から真面目に頑張ること、手を抜かないことが大事にされてきた。
大人になっても、これが性善説的に語られていて
真面目に努力していることが美化されない部分がある。
しかしそんなにそうだろうか?
頑張っていること
これは美しいように見えて、自信のなさの表れである。
頑張っているから評価してくれ。
”頑張っている自分”で自分を保っているのである。
手を抜くことは実は勇気がいる。
だって手を抜いたことがバレてしまったら、評価が下がるかもしれないし、
フリーランスの人だったら次の仕事がもらえなくなるかもしれない。
しかし、手を抜かなければならない。
手を抜くということは、よく言えば無駄を省くこと
慣れてくると、最初の準備の時間の半分以下で準備ができる。
それは手を抜いているとも言えるが、いらないものをやらなくなっているだけである。
往往にして小心者はこれをやめられない。
一生同じ準備をしないと気が済まない。
それではイノベーションは生まれない。
手を抜いて、失敗することもある。
評価を落とすこともある。
だけど手を抜かないといけない
手を抜いて出来た時間で他のことをする
一見関係ないようだけど、それが回り回って長い目で見れば自分に返ってくる。
それが出来ないといつまで経っても同じ仕事、何も変わらない。
勇気を持って手を抜けるかどうか。
手を抜こうと本気で思った時に大事なことが浮かび上がってくるのだ